インターネットを利用して募金活動を行う方法

インターネットを利用して募金活動を行う際には、注意しなければならないことがたくさんあります。
ひとつは募金を行う目的を明確にすることです。
例えば、災害復旧や地域のまちおこしなど具体的な目的が明確になっていた場合は、お金を集めやすくなりますし、炎上のリスクも低減することができます。

 

募金の目的は明確にすること

一方で、具体的な目的が不明瞭であれば一気にSNSやまとめサイトなどで非難の対象にされてしまうことも多いです。
結果的に住所などが特定されてしまい炎上する危険もあります。
 インターネットを利用した募金活動を成功させるためには、何よりも自分たちの行いが正当であることを説明することが重要になる のです。

更にインターネットを利用した募金を行う際には、個人で行うことは避けたほうが無難です。
理由は個人で行った場合は送金先の情報から住所が特定されやすくなるからです。

それだけでなく、情報が漏れていると振り込み詐欺などに利用されてしまうケースも報告されています。
そのため、直接銀行に入金するのではなく、仮想通貨やインターネットのアカウントを利用したお金のやり取りが有効です。
この方法であれば個人情報が特定されてしまうリスクを軽減できるだけでなく、不正利用されてしまうことも防ぐことができるからです。

 

組織や団体で行ったほうが安全

もちろん、個人で募金活動を行うよりも、組織や団体で行ったほうが安全になります。
組織を代表として銀行を用意することができれば、個人情報が漏れてしまうことを避けることができるだけでなく、組織名が周知されているものであれば安心してお金を預けることができるようになり、結果的に短期間でお金を集めることができるからです。

インターネットを利用した募金を効率的に行うには、SNSを利用して様々な人々に知らせておくことも重要になります。
ただし、SNSを利用した方法は爆発的に短期間でお金を集めることができる反面、長期間で継続的にお金を集めることは難しいです。

例えば、震災の復興事業のためや難病で苦しんでいる子供のためのお金の場合、億単位のお金が必要になるケースがあります。
このケースの場合はSNSだけでお金を集めることは難しく、短期的に集めることができたとしても、すぐに尻すぼみになってしまうことが多いのです。

 

ブログを使用して長期間募金を徹底していく

そこで、ブログを使用して長期間募金を徹底していくことが重要になります。
ブログはSNSと違ってSEO対策を徹底することでアクセス数を稼ぐことができるようになるだけでなく、別のSNSに拡散されるので、実態を様々な人々に知ってもらいやすくなります。

募金が必要な現実をいろんな人々に知ってもらうことで、共感した人からお金を集めることができるのです。
それだけでなく、SEO対策を適切に行ったブログを掲載することで、長期的にお金を集めることが可能になります。

ただし注意しなければならないことは、募金活動の正当性と目的をブログの内部で説明することです。
説明をきちんと行わなければ、誤解されてしまいそれが原因で炎上問題に発展してしまう可能性もあります。
結果的に募金活動を継続できなくなってくる可能性も出てくるので、インターネットを利用した活動を行う際には十分注意しましょう。

 

インターネットを利用した募金詐欺が横行している

それから、最近ではインターネットを利用した募金詐欺が横行しています。
ブログやSNSなどで募金を要求する内容を掲載したとしても、単なる募金詐欺だと思われてしまい結果的にお金が集まらないことが多いです。
そこで、単純にお金だけを求めるのではなく、グッズを販売することでその収益の一部から募金の費用とすることが重要になります。

Tシャツやパーカーなど、アイロンでステッカーをプリントしただけの商品は利益率が高く、短時間で募金に必要になる費用を稼ぐことができます。

人は単純にお金を預けるよりも、何かと引き換えにお金を支払うことでそのハードルを下げることが可能になるのです。
銀行で定期預金を行うことで粗品をもらう仕組みと同様で、お金を預けることで何かしらのプレゼントを行うことで、募金を行う心理的なハードルを下げてしまうことが重要になります。

 

まとめ

以上の点から、インターネットを使用した募金活動を行なう際には、徹底した広報と、自身の行っていることの正当性をアピールすること、組織を背負って行動していることや利益率の高い商品を販売することで募金を行う心理的なハードルを下げていくことが重要になります。

特にインターネットでは募金詐欺などが相次いで発生しており、その正当性に疑問視する声も多いです。
今後のインターネットを利用した募金の活動では、自分たちが信頼できる機関であることや、お金の使いみちをわかりやすく説明することで相手にお金を預ける心理的な障壁を取り払うことが重要になります。

それから単純にお金だけを受け取るのではなく、Tシャツなどのオリジナルグッズを募金のために利用することで、更に効率的にお金を集めることが可能です。

日本ユニセフ協会より