バンコクの不動産は魅力的か

■日本人からみたバンコクの土地事情

東南アジアと言えば、タイランドが有名ですが、その首都がバンコクになります。

バンコクが最近注目されている理由は、なんといっても不動産の価値が上昇していることです。

昔のバンコクを知っている人は信じられないかもしれませんが、ある意味日本よりも先進的な建物が増えてきているのが現状です。

とはいっても、中心部が発達しているだけで車で10分も走れば田舎に突入することが多くなります。

もっとも、車でスイスイ走れるほど道路は空いておらず常に渋滞している場所です。

土地を購入する場合には、不動産会社に行き手続きをする必要がありますが大抵の場合は投資目的に購入することが多くなります。

なぜ日本人がわざわざバンコクの土地を購入するかと言えば、これにはしっかりとした理由があります。

現在のところ、日本の土地はあまり上昇が期待できません。

東京オリンピックを前にして東京の湾岸地区等は人気が出ましたが、それも2020年までで後は下落することが予想されています。

偶然購入することができた人も、2020年までに販売しなければ損をしてしまう可能性が高いでしょう。

それ以外のところは、アベノミクス後に土地の値段が上がったとされていますが微々たるもので不動産バブルの時期の10分の1も上昇していないのが特徴です。

不動産バブルの時は、7倍から10倍ぐらいに上昇していましたが、いくらアベノミクスが流行したからといってもそこまで上昇する事はまずありません。

あの時は、日本の山手線内の土地だけでアメリカ本土を購入することができるほど馬鹿みたいに上昇したことが言われています。

今後そのようなことがあるかと言えば、まずないと言って良いです。

少なくとも20年後から30年後はそのようなことが起こり得る事はないです。

■人口増加する土地は価格上昇が見込める

起こりえない理由としては、人口が減少しているからです。

昔のように、人口が増加しているならば別ですが、そうでないならばまず空き家が増えていきます。

空き家が増えれば、土地そのもの自体を欲しがる人がいないことになりますので結果的に土地の値段が下がっていくわけです。

もし、土地自体に価値があるとすれば空き家が出るわけがありません。

出たとしてもすごい高値で売れる可能性が高いでしょう。

これに対して、バンコクの場合にはこれから伸びていく場所になりますので土地が上昇する可能性が高いといえます。

土地が上昇するといっても、東南アジア全体で上昇するとは限りません。

実は、不動産バブルと同じような上昇の仕方をする場所には大きな特徴があります。

1つが、人口がそれなりにいることです。

1つの都市に2000万人位なければ意味がありません。

そうでないと、多くの人が寄ってこないからです。

いちど人が集まり始めたところは、何らかのきっかけがない限りずっと集まり続けます。

現在の東京が正しくそのようなもので、かつては東京近郊も含めて1,000万人程度しかいませんでしたが、2019年の段階では3000万人を超えているのが特徴になります。

今後伸びていくかどうか不明ですが少なくとも地方よりははるかに人口が多くなる可能性が高いといえます。

人口が増える条件の1つを見ていけば、バンコクは伸びていく可能性が高いといえます。

■インフラが整っている場所には人が集まる

2つ目は、十分のインフラが整っていることです。

人口が増加していることも重要ですが、それだけでは土地が爆発的に売れるとは限りません。
比較対象として、アフリカの大きな都市を考えてみればわかりますがいくら人口が多くてもインフラが整っていないようなところでは外から人が集まりにくい傾向があります。そうすると、ある程度人口は増えても土地の値段が上がらず頭打ちしてしまう傾向が考えられるわけです。 

それでは意味がありませんので、インフラが整っている場所を購入しなければなりません。

タイランドに関しては、それなりにインフラが整ってきていますので今後も伸びていく可能性が高いといえます。

それ以外でも、治安の問題などもありますが比較的東南アジアの中では良好な国と言えるでしょう。

何故かと言えば、仏教が根付いているからです。

また、民主主義の国のためあまり争い事がないのも特徴になります。

基本的に世界の中で戦争が起きていたり紛争が起きている地域は大抵民主主義の国ではなく一党独裁の国家になる事を理解しておくべきです。

注意するべきは、価格の安いところを選ばない方が良いことです。

仲介手数料が安いところは、確かに魅力的かもしれません。

また、購入価格が安いところも同じく魅力を感じるのが普通になります。

価格が安いところや仲介手数料が安いところは、必ず何か裏があると考えた方が良いです。

実際に、外国の不動産業者等では途中でどこかに消えてしまうようなところも少なくありません。

後からお金を請求されることも実際にあった話です。

信頼できる業者を探すためには、やはり日本人の口コミなどを参考にするのが1番良いです。